ちょっとウイスキーの趣旨から離れますが、ウイスキーをテイスティングしていく中で蜂蜜酒というものに興味を持ったので
そのときの記録を残しておきます。
ワインはそんなに飲んだことがないので、ワインへの解像度が低いです。
ワインっぽいとの表現がどのワインを指しているのかわかっていないです。
まずはミードって聞きなじみがないのでその説明からはじめます。
ミード(蜂蜜酒)とは?
蜂蜜酒、別名「ミード」または「ハニーワイン」は、単純ながら奥深い醸造酒です。
蜂蜜を基に水と酵母を加え、発酵させて造られます。
蜂蜜と水と酵母菌を発酵させてできあがる「醸造酒」で、ワインや飲料アルコールに蜂蜜を溶かした「ハニー○○酒」とは違います。
なので、「ハニー○○酒」のようなハチミツの甘さをイメージするとギャップが生まれます
低評価レビューの多くがこのパターンですね
「甘いと思っていたのに甘くなかった!」系が多いです。
レビューを気にする方はその辺はスルーしましょう
この蜂蜜酒は辛口から甘口、さらには微発泡タイプまで、多岐にわたるバリエーションを楽しむことができるのが特徴です。
一般的にアルコール度数は15%程度と飲みやすいレンジです。
中には50%を超える高アルコールタイプも存在します。
ミードの歴史的背景
ミードはその起源を約1万4千年前にさかのぼります。
これに比べ、ビールやワインの歴史はそれぞれ約6000年前、8000年前とされ、ミードは人類史上最も古いお酒であるとも言われています。ミードの誕生は、壊れたハチの巣に雨水が溜まり、蜂蜜と自然発酵した結果という説が有力です。(諸説あり)
ハネムーンとミードの関連
ミードには高い強精・強壮作用があるとされ、これが新婚の夫婦にとって重要な意味を持っていました。古代から中世ヨーロッパでは、新婚の夫婦が外出を控え、1ヶ月間ミードを飲みながら子作りに励むという習慣がありました。この慣習が「蜂蜜の1ヶ月」、すなわち「蜜月(ハネムーン)」の語源となりました。
蜜月について
商品名 | 蜜月 |
---|---|
製造元 | 常陽酒造(株) |
生産地 | 日本 京都府 |
種別 | ミード(蜂蜜酒) |
度数 | 12% |
価格 | 250ml:1500~2000円/720ml:3300~3700円 |
備考 | ハチミツ屋さんのミールミィと京都の城陽酒造が共同開発した蜂蜜屋のオリジナルミード |
飲んでみた
ストレートで飲んでみた
香りは、蜂蜜のような甘さはなく、酵母っぽくどことなくパンっぽい印象を受けた
その次に白ワイン系統の香りがした。
飲んだ感じは最初は、酸味を強く感じ、さっぱりとした甘さがあった。印象はかなり白ワインっぽさがあると思う。
飲んだあとに残る感じは蜂蜜由来の甘さがほのかに残る。
ハチミツ感よりもこれがハチミツの名残なんだろうなという感じ。
全体的に濃い印象を受けた。
ロックで飲んでみた
ロックにすると香りが控えめになった。これはウイスキーでも同様でそうなるものです。
ストレートのときと香りの傾向は変わらず。
甘酸っぱく飲みやすい。もはやジュースかなってぐらい飲みやすい。
氷が溶けるにつれて薄まるも、水っぽくならずに味の変化を楽しめる。
たぶんロックが一番おいしい。
ソーダ割りで飲んでみた
1:1で割ってみた。
蜜月の良さである香りがあんまり感じられなくなった。
さっぱりした感じと控えめになった酸味で炭酸飲料感が強くなった。
よく言えば、軽く飲みやすくなった。
悪く言えば、蜜月の高級感が消えた。という状態です。
個人的にはちょっともったいない気がする
まとめ
非常においしいお酒だと思いました。
飲み方はストレート(常温)>ロック>水割り>>ソーダ割りでストレートがオススメです。
備考 | ||
---|---|---|
香り | 華やかな香りで残りにしっかりとハチミツが感じられた | |
味わい | 万人受けするおいしさ 甘いがお酒の中で甘いなのでハチミツをイメージするとだめ | |
飲みやすさ | 非常に飲みやすい ストレートでも飲みやすく 少し水を足したり、氷を入れるともっと飲みやすくなる。 | |
価格 | 他のお酒と比べるとやや価格はする ハチミツをふんだんに使っているので仕方ない。 | |
入手性 | 取り扱い店舗があまりない 基本的に通販で簡単に手に入る | |
コスパ | 価格がややネックになってこの点数。 |
原料が蜂蜜と水のみで、容量の大半が蜂蜜を占めているため材料費が高くなっています。
そのため、日常的に飲むには手を出しにくい価格かなと思っています。
飲むタイミングとしては、あまりお酒を飲まない人が宅呑みなどで参加する場合やお酒を飲む人へのプレゼントとしてがいいと思います
ウイスキーなどのプレゼントで低価格帯のプレゼントはもらった側も反応に困る(普段飲みしていたり、いまいちだったりする)ことがあり
そこそこの価格になると好みや価格が高くなりすぎるという点が難しいです。
その点、蜜月は価格帯的にもプレゼントしやすいラインで、普段飲むことがほとんどないジャンルで目新しさもあり
プレゼントにちょうどいいかなと思いました。
あと、そんなに大きくないのでちょうどいいです。
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