ウイスキーに少し興味を持ち始めると、「シングルトン(The Singleton)」という名前を耳にすることがあります。
「聞いたことはあるけど、どんなウイスキーなのかはよく知らない」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、シングルトンとはどのようなウイスキーなのか、その特徴や種類、味わいの傾向、初心者におすすめされる理由まで、丁寧にわかりやすく解説していきます。
これからウイスキーの世界に足を踏み入れたい方、また新しい銘柄にチャレンジしてみたい方にとって、シングルトンはとても良い選択肢となるでしょう。
シングルトンとは?
「シングルトン(The Singleton)」は、スコットランドで作られているシングルモルト・ウイスキーのブランド名です。
世界的な酒類メーカー「ディアジオ(Diageo)」社が展開するブランドで、初心者から上級者まで楽しめる、バランスの良い味わいが特徴です。
「シングルモルト」とは、一つの蒸留所で作られたモルトウイスキーを指します。
「シングルトン」は、特に親しみやすく飲みやすい味わいを目指して設計されたシリーズで、世界中の多くのウイスキーファンに支持されています。
「シングルトン」は3つの蒸留所から作られている
実は、「シングルトン」という名前のウイスキーは一つの蒸留所のものではありません。現在、「シングルトン」ブランドからリリースされているウイスキーは、以下の3つの蒸留所で作られています。
蒸留所名 | 地域 | 特徴 |
---|---|---|
ダフタウン(Dufftown) | スペイサイド | フルーティーで穏やかな味わい |
グレンオード(Glen Ord) | ハイランド | 甘みと香ばしさのあるリッチな風味 |
グレンダラン(Glendullan) | スペイサイド | 爽やかで軽やか、華やかな香り |
このように、同じ「シングルトン」という名前でも、製造されている蒸留所によって味わいが異なるというのが、ちょっとしたポイントです。
販売地域によって出回っている種類も異なり、日本では主に「ダフタウン」が多く見られます。
シングルトンの味わいの特徴
シングルトン全体のコンセプトは、「初心者にも親しみやすい、バランスのとれた味わい」です。以下に、各蒸留所の代表的なシングルトンの味の傾向を紹介します。
ダフタウン(Dufftown)産のシングルトン
- 特徴:フルーティーで優しい甘み
- 代表銘柄:シングルトン ダフタウン12年、15年、18年など
- 香り:リンゴや洋ナシ、ハチミツのような香り
- 味わい:まろやかでなめらか。苦味やスモーキーさは控えめ
- 後味:ほんのりナッツのような余韻
グレンオード(Glen Ord)産のシングルトン
- 特徴:重厚でリッチな甘さとスパイシーさ
- 代表銘柄:シングルトン グレンオード12年、18年など
- 香り:焼きリンゴやキャラメルの香り
- 味わい:麦芽の甘みが強く、奥行きがある。ややオイリーな口当たり
- 後味:ドライフルーツのような甘酸っぱい余韻


グレンダラン(Glendullan)産のシングルトン
- 特徴:爽やかで軽やか、華やかな香り
- 代表銘柄:シングルトン グレンダラン12年など(主に北米市場向け)
- 香り:バニラやハーブ、柑橘系の香り
- 味わい:ライトボディで爽やか、スムーズな飲み口
- 後味:比較的すっきりとしたキレのある余韻


シングルトンが初心者におすすめな理由
ウイスキーに慣れていない方でも、シングルトンはとても親しみやすいとよく言われます。その理由は、以下のような特徴にあります。
- クセが少なく、飲みやすい味わい
ピート(泥炭)香やスモーキーさが控えめで、果実の香りや甘みが感じられます。 - 価格帯が比較的手ごろ
シングルトン12年は、5000円以下で購入できることもあり、試しやすい価格帯です。 - 入手しやすい
多くの酒販店やオンラインショップで取り扱いがあり、手に入りやすい銘柄です。 - 加水やハイボールにも合う
ストレートはもちろん、水割りやハイボールにしても香りがしっかり残ります。
シングルトンの楽しみ方
シングルトンは飲み方次第でさまざまな表情を見せてくれるウイスキーです。以下のような方法で楽しんでみてください。
ストレート
ウイスキー本来の味わいをじっくり楽しみたい方におすすめ。少量の水を加える「トワイスアップ」も風味を引き出しやすくなります。
ロック
氷を入れることで味が引き締まり、ゆっくりと香りと味の変化を楽しむことができます。ゆっくり溶ける大きめの氷がおすすめです。
ハイボール
炭酸水で割ることで、爽快感が増し、食中酒としてもぴったり。クセが少ないので食事ともよく合います。
シングルトンはどこで買える?
シングルトンは日本国内でも比較的入手しやすいウイスキーです。以下のような場所で購入できます。
- 大手酒販店(リカーマウンテン、やまや、成城石井など)
- 百貨店の酒売り場
- Amazon、楽天、YahooショッピングなどのECサイト
- 一部のコンビニ(ミニボトル)やバーでも提供あり
価格帯は12年で4,000〜5,000円程度。年数の長いもの(15年、18年)になると、1万円前後になることもあります。

日本で手に入りやすいのはダフタウンのやつ!
まとめ:シングルトンは「ウイスキー入門」に最適な1本
シングルトンは、その名の通り「ひとつ(single)」の蒸留所から作られるモルトウイスキーですが、その中には実は複数の蒸留所が存在し、味わいにも多様性があります。それでも共通しているのは、どれもが「親しみやすく、飲みやすい」ということ。
これからウイスキーを楽しみたいと考えている方にとって、シングルトンは「ウイスキーの第一歩」にぴったりの存在です。自分の好みに合うシングルトンを探しながら、ゆっくりとウイスキーの奥深い世界に触れてみてはいかがでしょうか。
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